むし歯・歯周病に次ぐ第三の疾患 酸蝕症

むし歯・歯周病に次ぐ第三の疾患 酸蝕症

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歯が溶ける? 酸蝕症に気をつけよう。

歯を失う原因の一つ。それが酸蝕症

むし歯や歯周病に続いて、歯を失う原因の1つに酸蝕症があります。酸性が強いものを食べたり飲んだりすると、酸によって歯が溶け出してしまうリスクがあるというのです。歯科の専門用語では「脱灰(だっかい)」といいますが、歯のエナメル質からリン酸カルシウムの結晶が溶け出してしまうことです。
こういう症状を酸蝕症といいますが、非常にゆっくりと進行するため、これまでは大人になってからなるものだと思われてきました。しかし、子どもの食生活環境が変わったことなどから、大人だけでなく、子どものうちから酸蝕症になってしまう例が起き始めいているという専門家も少なくありません。

酸性かアルカリ性かは、pH値によって示されます。pH値は数字が小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強いことを表しています。中性はpH値7で、口の中は通常pH6.5~7で、弱酸性から中性となっています。
通常、私たちの口の中で唾液が十分に分泌されていると、酸を洗い流し中和してくれるので問題ありませんが、歯の表面を覆っているエナメル質は、pH5.5以下の酸性のものに対して弱く、酸性の飲食物ばかりを取っていると脱灰が起こってしまい、酸蝕症を引き起こすのです。

どんな飲み物、食べ物に気をつければいいか

酸蝕症を起こす危険性のある食べ物、飲み物は私たちの周りにたくさんあります。その例が炭酸飲料や果汁飲料などの酸性飲料です。
炭酸飲料などはpH値2.2~2.9、オレンジやミカンなどの果汁飲料はpH値4.0前後が多く、ビールもpH値5.0以下のものが見られます。これらの飲み物をよく飲んでいる人は、酸蝕症の危険があるということになります。牛乳や麦茶などはpH値6.0程度のため、酸蝕症のリスクはほとんどないと考えられます。
ヘルシーなイメージのある黒酢ですが、pH値3.1程度のため、酸蝕症の面からは気をつけなければいけません。特に毎日ジョギング後に黒酢を複数年にわたって飲み続けた場合で、エナメル質から象牙質へ連続した酸蝕と摩耗の合併した症状が認められた症例があるといいます。

食べ物の例の一つは、柑橘系果物です。
レモンはpH値2.1、グレープフルーツは3.2、オレンジやミカンは3.5~3.6と、いずれも酸蝕歯になってしまうリスクのある数値です。そのため、これらの果汁飲料にも注意を払う必要があります。
酢を使ったドレッシングもpH値3.1~4.0のものが多く健康のために野菜サラダを多く取っても、ドレッシングの使い過ぎには注意しましょう。
前にも述べたように、エナメル質はpH5.5以下のものにさらされると脱灰が起こってしまうリスクがあるため、食事の内容にも気を付けることが必要です。

なお、飲食物のpH値だけで判断するのではなく、酸の種類によっても酸蝕能(酸蝕を引き起こす能力)が異なるために注意が必要とする見解もあります。ソフトドリンクに含まれることの多いクエン酸とリン酸を比較すると、クエン酸のほうが、酸蝕能が高いといわれています。さらに、カルシウムキレート能(溶け出したカルシウムと結合する能力)を持つ飲料水も、酸蝕能が高いことが知られているいいますから、注意が必要です。

日頃から、過剰に取ることが問題になってきます。一日の規定量を守って歯と体の健康を守りましょう。

 

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